竹と樹木での伐採の違いが費用に影響する

通常樹木は人力や重機を使い、伐採または抜根(完全に撤去すること)します。竹も伐採または抜根していきますが、竹はチェーンソーなどを使って1本1本切断する伐採方法がとられるため、竹が生えている敷地から算出される傾向があります。伐採費用の目安は、地域や伐採会社によって異なりますが、東京の場合100平方メートル(竹約100本)あたり5万円前後となります。もし平均よりも竹が密集していたり、切断作業に手間のかかる品種だった場合、その分コストがかかりますので注意が必要です。
竹は成長するスピードが早く、ただ伐採しただけでは数年後に再び手入れをする必要があります。再生を食い止めるため抜根する場合は、竹を掘り起こしたり、抜根後整地したりする必要が出てきます。竹をそのまま放置するわけにはいきませんから、処分しなくてはいけません。伐採から抜根・整地・処分まで一連の作業を依頼すると、東京では16万円ほどかかると覚えておくと良いでしょう。

竹の伐採で補助金が出ることも

竹は再生が早く定期的なメンテナンスが必要になることから、他の樹木よりもコストや手間がかかる傾向があります。そのため放置されている竹林も少なくなく、地位位によっては深刻な問題になっているところもあります。

竹林の問題を解決するため、国や各都道府県、市町村などで竹の伐採費用を支援する補助金制度を導入しています。補助金制度を実施している自治体の中には、伐採費用のほか、伐採する際にかかる損害保険や、重機を運搬する費用などを負担するところもあります。竹伐採の補助金制度は、すべての自治体で導入されているわけではありませんが、東京都では区ホームページなどで確認することができます。
補助金は受けるには、竹林の敷地面積など設定されている条件を満たす必要がありますが、補助金の対象となった場合、費用を大幅に抑えることが期待できます。東京都で補助する金額やカバーする費用の範囲などについては、各区など最寄りの自治体に問い合わせると良いでしょう。

まとめ

竹は他の樹木と特徴が異なるため、独自の伐採方法を持っています。伐採方法が異なるため、費用携帯にも違いがあります。成長の早い竹は、伐採だけでは十分でなく、伐根から整備、処分まで一連の工程が必要になる場合がほとんどです。
手間と費用がかかるため、放置されている竹林も多く、放っておくと深刻な問題を引き起こす恐れがあります。そのため地方自治体では補助金制度を導入しているところも少なくなく、東京都内で竹の伐採を検討している場合は、補助金制度についての情報収集も必要になります。